この記事では、幼児の慣らし保育について
- 保育園での慣らし保育とは?
- 我が家の次女のケース
- 慣らし保育での出来事について
- 慣らし保育を経験する事で得られる事
について、当時の我が家の慣らし保育の体験談も交えてまとめています。
目次
【慣らし保育】保育園での慣らし保育とは?

我が家の次女も保育園の入園式を終え、ただ今慣らし保育中。
長女の時とは比べて仕事開始日がゆっくりなので、慣らし保育も次女に合わせて行うことができています。
初めて離れる日の前夜は、2人目とはいえ心配なのと、色々娘のことを考えて考えて眠れない夜でした。
長女の時も同じ1歳(1歳4ヶ月)で保育園に入り、初めて預けた日は、辛さと悲しさ頑張るしかないと言う複雑な気持ちが入り混ざった状態で、駅へ向かう自転車をダッシュで漕ぎながら涙した記憶があります。
そして職場の保育園に着くと、今度は保育士として涙してなかなか我が子から離れられないお母さんたちから「行ってらっしゃい」と言って大泣きする子どもをお預かりする。

でも、母親で同じ気持ちを経験したからこそ、保育士として母親の気持ちを理解して接することができました。
この、母親の気持ちを知るのと知らないのとでは大きな差であると思います。
だから保育と育児は違えど、母親になってからの保育士は、お母さんの気持ちにより寄り添えると言うことが、大きな強みだと思っています。
実際、子どもを持つと保育の仕方や子どもへの接し方も変わりました。
潜在保育士が増えている日本ですが、私は子育てを経験した母親保育士たちには復帰して欲しいと願っています。
現場の保育の雰囲気も変わるはず。
【慣らし保育】我が家の次女のケースをご紹介

1日目
初日は、いっしょに園で遊んで慣れるということで、くっつきながらも気になる人形や玩具があると近寄って行き遊んでいました。
お母さんといっしょではない子は、初日なので当然ながら涙が止まらず、私も他人の子ですが涙が出そうでした。
明日からはこのように不安になって泣く我が子の姿が目に浮かび、それでまた涙が出そうでした。

2日目
部屋の入り口までは変わりなく機嫌良く歩いていきましたが、「バイバイね」と伝えると保育者に「バイバイ」と手を振り状況が分かっていない様子。
「ごはんの時間にお迎えに来るからね」と伝えても分からず、大泣きで抱かれて部屋へ入って行きました。
様子を聞くとずっと泣いていたわけではなく、公園ではドングリを集めたりしていたようです。
あと、絵本を保育者といっしょに見ていると指差して泣き止んで見ていたそうです。
この日はいっしょに給食時間に試食をしたのですが、食べることが何より大好きな娘はひとりで黙々と食べておりました。

3日目

今日はごはん終了まで保育。お部屋の入り口前で順番待ちしている時からグズグズし始め、離れることがわかっている様子。保育者に抱っこされた瞬間大暴れして大泣きしてました。
泣いたり泣き止んだりだったようですが、ごはんの時間になるとピタッと泣き止み、前からいる在園児といっしょに混ざって落ち着いて食事をしたと聞きました。
全ておかわりしていました。ちょっと笑ってしまいましたね。
帰ってきてからお姉ちゃんが昼食を取ろうとするとまた食べようとする次女。

4日目
今日は、自転車を降りるときからグズグズと泣き始めこれから起こる先の状況を理解している様子。
今日も保育士者に「バイバイ」と手を振りなんとか帰ろうとしている様子。
「ごはん食べ終えたらお迎え来るからね」と伝えましたが大暴れの大泣きで保育者に抱かれてお部屋へ入って行きました。
様子を聞くと、誰かがそばに居ないと泣いてしまっているそうです・・・が、ごはんの時間になると泣き止み黙々と食べていたそうです。
本日も全ておかわりしていました。

5.6日目
早速、鼻風邪で熱が出てしまいお休みしました。
毎月風邪ひいてます。
7日目

慣らし保育最終日になってしまいました。
病み上がりでしたが次の日から仕事が始まるのでお昼寝まで(14:30)の保育にしました。初めての午睡、眠れるのか心配。
寝るときだけおっぱいを吸いながら寝るので、寝付けるのか泣きわめいてないか、時計を見る度に大丈夫かなと心配。
迎えに行くとべそをかいて近寄ってきました。
様子を聞くと寝付きに時間かかったけど、トントンで入眠し1時間くらい眠れた様子。
起きてからも泣くかと思ったけど静かにタオルをいじったり隣に寝ている子にツンツンと触っていたそうです。そんなことやるなんて少し余裕が出てきたのですね。
雨だったのでシール貼りやマットを出して遊んだそうです。絵本もだいすきで保育者が読んでいると興味津々で近寄りじっと真剣に見ていたようです。
今回の保育園は受け入れや引き渡しがすごく丁寧で、我が子を預ける母親の不安な気持ちをホッとさせてくれます。
長女の時は初日から様子も教えてもらえず時間だけ伝えられ「さようなら」だったので、不信感しか生まれませんでした。その面に関してはとても丁寧で同じ保育者が受け入れ、引き渡しを対応してくれているので母親も安心します。
園での我が子の様子は見えないので色々知りたいし気になりますよね。
睡眠、排泄、食事、遊び 些細なことでもいいので一言でもその日の様子は伝えてほしいですよね。

それから、これは2日目の昼食の試食に日に言われたことなのですが、娘がよく食べる様子を見て、「ママが保育士さんだから」と言われました。
しかしそんなことは関係なくただ娘が元々食べることが好きなんだと思います。
食べることが好きだから、スプーンも勝手に持つようになってひとりで食べたいと訴え、コップ飲みやお椀を持って汁を飲むことも自分からやろうとしていたので、教えてできるようになりました。
食べてくれるから、私もある意味色々な食材を使って料理も作らなきゃと思えたので逆に娘に感謝です。
全て食に関しては、本人の意欲と共に全てが結びついてできるようになったので保育士だからとかは関係ないです。
保育と育児は違います。「保育士だからきちんと出来ていないと」と言う暗黙の圧力をたまに感じてしまいます。

慣らし保育は泣くのが当然

慣らし保育は、泣くのは当然です。
大好きな人と離れるのですから。泣かないから偉いとかはありません。むしろ泣いてくれた方がきちんと分かっていると保育者は認識します。
離れることで泣かれてお子さんもお母さんも辛いです。
しかしこれからのことをきちんと伝えて向き合っていかないとお子さんも動揺します。
ここはどこなのか、なんでここにいるのかわけわからないまま置いていかれていたとしたら、いつまでたっても不安定な気持ちで過ごすことになります。
慣らし保育からきちんと「おしごと行ってくるね、終わったら迎え来るからね」「ごはん食べて待っててね」「ねんねして待っててね」「お迎え来るからね」などときちんと伝えることが大切だと思います。

まだ伝えても分からないからと思っているかもしれませんが子どもはきちんと分かっています。
伝えることは大切です。お子さんとお話ししてみて下さい。
まだことばで話せなくてもいろいろな意思表示をしてくれると思いますよ。話してみる、伝えてみる、聞いてみる、受け止めてあげて下さい。それが次の日の登園へ繋がります。
それから大事なことがもう一つ。
泣かれてしまうと別れがたい気持ちになってしまいますが、ここはスッキリきっぱり離れてあげることも子どもにとって大切です。ズルズルと気持ちが長引いてしまいます。
また他の子のお母さんだとしても周りの子にも影響を与えます。その後の対応はプロの保育士に任せましょう。

【まとめ】慣らし保育を経験することで得られること

慣らし保育を経験することで、今までの我が子との愛の結びつきを深く感じることが出来ますよね。
ママと離れることを強く嫌がるのは、生まれてからいままでずっといっしょにいて愛着関係ができている証拠。
ママもお子さんも寂しい・悲しい・辛いと思うけど、いままでの愛がしっかりと結びつけてくれているので大丈夫。
いっしょにいるときに、またぎゅっとたくさんの愛で抱きしめてあげてください。
少しづつ少しづつ泣いてしまう日もあったり、泣かないでいける日が出てきたりを繰り返して成長していきます。
