イヤイヤ期とは〜1歳3ヶ月から3歳まで〜

よくイヤイヤ期と言いますが、どのくらいの時期から具体的にどんな姿なのでしょうか。
1歳3ヶ月から1歳半
まず、1歳3ヶ月頃になると自我が芽生えることによってしっかりとだだこねをし始めます。
直接的に要求をぶつけ我を通そうとします。例えば、「あれが食べたかった!」「あそこへ行きたかった!」「あの玩具が欲しかった!」「あれを持ちたかった!」「歩きたい!」なんでもです。笑
1歳3ヶ月の頃は、なかなか気持ちの立て直りができません。
1歳半から2歳
1歳半という節目を越えると自我がしつかりとしてきて「自分でする」「一人でする」という気持ちが強く伝わってきます。
「ジブンで」「ジブンの」と自我の力を発揮してきます。
自分を意識し、自分の気持ちや願いを明確に表現しようとする心の働きが芽生えてきます。
自分の思い通りにならない時は、だだをこねる姿も見られますが自らの気持ちを整えて、立ち直ることもでき始めます。
2歳〜2歳半
2歳になると「自分でやりたい」と強く自己主張するようになり、何でも自分でやろうとします。
これまで以上に強く自我を表現し、それを受け止めてほしいと地団駄を踏んで泣いたり、強いこだわりを見せたりします。
「言葉にならない言葉」を受け止めてほしいと言う願いが反抗や抵抗として表わされます。自己主張し意志を表現し、実現しようとします。
2歳半を迎える子どもは、大人の言うことはお構いなし。
よく動いて、何でも試したくなり、やってみたいと好奇心に溢れています。一見、反抗に見える「いや!」「もっと!」をバネにして、自分が今やっていること以上に「もっと〜したい」「もう一回やる」と意欲や挑戦の気持ちを表現します。
自我を拡大しながら子ども自身が大きくなっていく時期です。

またこの時期は、人間の様々な情愛のあり方も敏感に受け止めて気持ちに共感することができ始めます。3歳以後に花ひらいていく自分を大切にする力を育てるためにこの時期の自我の拡大はとても大切なのです。
このようにみていくと、イヤイヤ期は1歳3ヶ月のだだこねから始まり、3歳くらいまでの自己主張と長い期間をまとめて言っていますが、年齢・月齢で姿が変化しているのが分かります。
その発達が分かれば少しは子どもの姿が見えて対応も変わってくるかと思います。

イヤイヤ期の合言葉は

そして我が娘もただいま1歳4ヶ月。
自我も出てきて、自分の思いややりたい事と違うと泣いたり、持っているものを投げたりと、いやいやをアピールしますね。
これからいやいやがどんどん出てきます。覚悟はできています。
あまり構えすぎず我が子を見てあげることが大事です。
「とりあえず受け止めて切り替える」が合言葉!!
できないこともありますが、長い目で見ることが大事!繰り返しが大事!
焦らないであまり悩みすぎないでくださいね。
私も、保育士している時はできるのに我が子だとできなかったりで悩みます・・・・。

発達について参考にした書籍がありますのでご紹介しておきます。とても分かりやすく、オススメな書籍です。
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参考文献:続発達がわかれば子どもが見える〜乳幼児保育研究会〜