自然保育について思う ドイツの園庭と自然保育

子どもと自然の繋がりが自分もワクワクさせてくれる

都会で過ごす中で、自然の偉大さ、自然の大切さ、何と言っても私たち人間は自然に生かされていると感じるようになりました。

保育士をしていて子どもたちと関わる中で、自然と子どもの関わりはより一層子どもの心を豊かにし健康な体づくりを生み出すと思っています。

なぜここまで強く「子どもと自然の繋がりが必要だと考えているのか」という理由の一つに、子どもの頃自然の中で遊んだ楽しかった記憶が今でも保育をしている中で、自分をワクワクさせてくれるからだと思います。その時に感じた不思議さ・楽しさ・喜び・痛さ・味・友達との思い出など、自分の五感を使って遊んだ感覚が何十年も経つのに自然と触れると思い出すのです。

だから私はその時の楽しさを子どもに伝えたいし、味わって大きく成長して欲しいと思っています。その願いが生まれ、自然環境に興味を持つと共に少しずつですが環境について学んでいこうと思いました。

ワクワクする気持ちは子どもを成長させてくれるし、その姿を見ているこっちも楽しい、明るい気持ち、ワクワクさせてくれますよね。

ビオトープを知ったきっかけ

大学時代に、ビオトープを行なっている幼稚園へ実習に行きました。そこで初めてビオトープというものを知りました。

私は、小さい頃から水辺が大好きだったので、幼稚園の中に水辺がありとてもワクワクしました。ビオトープのことを調べていくことで、ビオトープはただ園庭に存在しているだけでなく住む街の自然環境や生態系と結びついていることを知りました。緑・自然の本来の意味。

ビオトープ発祥の地ドイツでは、どんな環境で子どもたちは日々過ごしているのかとても興味がありました。自分の目で見て自分自身で自然を感じてみたいと強く思いました。そしてその感性をこれからの保育にも繋げていけるのではないか、繋げていきたいと思ったのです。

思ったらすぐ行動したくなりました。ということで、ドイツの園庭ビオトープの視察へ参加を決めました。私がまだ27歳の時です。

ドイツの園庭ビオトープの視察へ

公園の入り口で

ドイツの回った幼稚園・保育園はとても広い園庭を持ったところが多かったです。園庭とは言えないくらいの規模です。自然が主でその中にさりげなく遊具や砂場などが設置されています。普通に野生の動物が現れたりするところもありました。敷地内にある川が凍ったらスケートをしたり、夏はボートに乗り楽しむそうです。小さい園もありましたがその中で園庭を工夫しているところもありました。花や植物も外来のものではなく在来種がほとんどです。

高低差を作って足腰を鍛える、走ったり、くぐったり、バランスをとったりする動きを自然の中で行える環境でした。園庭のものを使用して工作・描画・制作・料理などをしています。入り口はどこも木々であふれていて「こんなところの幼稚園や保育園があるの?」と思わせるところが多かったです。

一つ例を紹介します。

ビオトープの公園と、その隣に隣接する一面緑の芝生と固定遊具のみだけの公園が併設されたところへ行きました。

ビオトープの公園

併設された遊具だけの公園

見た目では後者の方がきれいだと思う人がほとんどだと思います。しかし、環境の観点からみたら魅力的ではないと感じました。子どもたちにとっても前者の方がとても刺激的です。四季を感じることができるし、五感をフルに使って想像して遊びます。様々な昆虫や植物も発見できます。そこから遊びがどこまでも広がります。何と言っても環境に日々変化がある。ワクワクして飽きないです。このように公園の見方も変わりました。

ハンブルクとブレーメンのビオトープを視て回ったのですが、街は緑でネットワークされているようで途切れませんでした。

しかし、このような環境の先進国ドイツでも環境教育の大切さは叫ばれていて、抱えている問題のレベルは違うかもしれないけど、日本と同じ環境問題に熱心に向き合うところは同じです。

私の視野を広げてくれた大変貴重な時間となりました。

自然保育のこれから

ビオトープや環境教育について、日本の幼稚園・保育園の取り組みもたくさんみられます。日本の現状も見ていないのでみたいと思っていました。

自分の子ができたことで再び真剣に子どもの自然環境や保育のことを考えるようになりました。保育園や幼稚園を見学したり遊びに行ったりする中で色々なビオトープの園を見たり自然保育に触れたりしました。

日本もここ数年で自然保育も広がり大切さも叫ばれるようになってきています。確実に動きが盛んになってきたように感じます。たくさんの方に自然保育に良さが伝わるように発信できたらと思います。今はまだ直接自然保育に関わることができていませんが、いつか関わっていきたいと願っています。

自然保育関連で、これからも自己肯定感や非認知的能力についてお話しできたらと考えています。

あと忘れてはいけない、ドイツで初めて視た森のようちえんについても書いていきます。

ドイツの森のようちえんフユクス・ウント・ハーセ幼稚園の記事はこちら←

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保育士を10年程してきました。2児の母です。 母として、保育士として同じ子どもと向き合う毎日ですが、子育てと保育は違います。2つの視点からちょっとしたことから真面目なお話をブログに綴って行きたいと思います。 少しでも子育てしている方の参考になるように、またホッと息抜きできるような場所にできたらなぁと思っています。 何かお悩みや質問などありましたらお気軽にどうぞ。