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【8ヶ月不安】って知っていますか?
8ヶ月不安・・・そうです。あるんです。
我が子もこのような時期が目立ってありました。最近ぐずぐずだなぁと悩んでいるお母さんいませんか??

【赤ちゃんの8ヶ月不安】とは?
赤ちゃんが産まれてから8ヶ月が経過してくると、人見知りや後追い夜泣きが強まってきます。
人見知りは見分けがついてきたことを表します。
「知っている人には甘える」「知らない人はいやだ」などとはっきり泣いたり身体で拒んだりという姿が出てきます。
特定の人(母や最も身近な存在である人)との愛着関係(アタッチメント)が出来始めたことも意味します。
(8ヶ月という時期は誰しも当てはまるわけではありません。8ヶ月前後でこのような姿が見られることがあります。早いと6ヶ月頃からもみられます。)
その理由として、乳児期後半になり自分だけの世界だけでなく、外の世界に積極的に働きかける力をつけてきました。これまでとは違った目と心で、外の世界と接するようになってきます。
心の奥では「だれだろう?」「遊びたいなぁ」と前向きな願いが生まれてくるのですがまだ遊び方もことばももちろん出ません。
願いが生まれても、どうしていいか分からない。初めてのモノや人に出会った時の期待や不安が心の中に生まれます。
実はこの矛盾が、赤ちゃんの心の不安定さをもたらします。
泣いたりぐずったりするようになるのは、言い換えれば新しい願いが生まれた証。
でもこのような不安な気持ちも、好きなおとながいっしょだとちょっと変わってきます。
好きなお母さんや保育者に抱っこされていれば、泣きたいのをこらえて知らない人をじっと見たり、ちょっと怖いけど砂や水を触ってみたり。
ハイハイで自分から前へ進もうとしたり好きな大人を支えにして、子どもが新しい世界に足を踏み出すようになります。

【8ヶ月不安】この時期に赤ちゃんの好きな遊びとは?
赤ちゃんに「いないいないばぁ」などの遊びをした事はありませんか?
産まれてから8ヶ月経ったこの時期、赤ちゃんは「いないいないばぁ」などの遊びが大好きになってきます。
これは単に生理的な気落ちいいからではなく、ワクワクやドキドキ!期待ができるあそびだからです。
そして、おとなや下界への期待する気持ちが高まっていくと、不安な心を乗り越えていくことにもなります。

8ヶ月の赤ちゃんにオススメな遊びをご紹介
私は保育士として12年以上子ども達と触れ合ってきましたが、様々な遊びを一緒にしてきました。
その中でも特にオススメ(赤ちゃんの反応が良い)な遊びを紹介したいと思います。
ちょちちょち(わらべうた)
ちょち ちょち あわわ かいぐり かいぐり とっとのめ おつむ てんてん ひじぽんぽん
お母さんと向き合って行います。「ちょちちょち」で両手を2回合わせる。「あわわ」で片手で口であわわをする。「かいぐり かいぐり 」で両手を胸の前でぐるぐる回す。「とっとのめ」で左手の平を右手人差し指でつつく。「おつむてんてん」で両手で頭を軽くたたく。「ひじぽんぽん」で片手でもう片方のひじをたたく。ひじが難しければ「はらぽんぽん」とお腹に変えても出来ます。
(ハンカチあそび)
用意するのは薄くて透ける軽い布。「オーガンジースカーフ」と言うようです。
もしオーガンジースカーフがなくても薄いハンカチなどでも手軽にできるのでやってみて下さい。
「にぎりぱっちり」
にぎり ぱっちり たてよこ ひよこ ぴよ ぴよ ぴよ
「にぎりぱっちりたてよこひよこ」は両手の中に布を丸めて入れて手を合わせ左右にゆっくり振ります。「ぴよぴよぴよ〜」で手の中の布をもこもこもことだすイメージで手を開きます。「なんだろうなんだろう」と期待する子どもたちの表情がかわいいですよ。開くと布ももこもこっと広がっていくのでおもしろくて何回やっても喜んでくれます。
このあと布を頭にかけて「いないいないばぁ」を楽しんだりもできますよ。

【8ヶ月不安】我が家のケースをご紹介
うちの子の場合、人見知りは6ヶ月くらいからずっと続き、10ヶ月過ぎまでは後追いがひどかったです。
後追いがとにかく強くて何もできずおんぶばかりして、家事・育児に追われていました。
しかし、少しづつですが私を基盤にして下界との接触を楽しんでいる様子が見られるようになってきました。
少しづつ這い這い、伝い歩きで移動できるようにもなり益々世界が広がってきた様でした。
そしてこの時期は、もう一つの重要な事【アタッチメントの形成時期】だなぁとも思います。
※アタッチメントとは愛着のことで特定の誰かにくっつくことを言います。この全盛期は、6ヶ月から1歳半までと言われています。
アタッチメントについての記事も書いていますので参考になさって下さい。↓↓↓
まとめ
いかがでしたか?
赤ちゃんの8ヶ月不安について、「こう言う時期もあるんだなぁ」と知って受け入れるだけでも、少しの心のゆとりに繋がると思います。
そして赤ちゃんにとっての新しい願いが産まれた大切な時期だということを覚えておくと良いでしょう。この時期を乗り越えてまた成長していく姿をいっしょに見守っていきましょう。
この記事を読んで、少しでも子育てのお役に立てたら良いなと思っています。

参考文献:子どもと保育 0歳児